ダッヂインサート技術資料
ダッヂインサート HSD、HFDは成形後使用の拡張方式のインサートナットで先端ローレット部は、
十字に割りが入り、内側に拡張板が入れられた状態で絞られた形状をしています。
相手の樹脂穴にローレットの先端部より圧入し、ポンチで拡張板を押し下げることにより先端が外側に拡げられローレットが樹脂に強固に食いつきます。
このため、ボス肉厚が比較的薄い場合も使用可能です。
また、拡張方式であるため、相手材の材質を問わず幅広い用途に対応します。
使用手順
使用上の注意
トルク・引っ張り強度(参考値)
この数値は参考値であり保証値ではありません。インサートの入る箇所の形状については様々な条件が考えられますので必ずテストをしてから決定してください。
M3 HSD-3001 |
M4 HSD-4001 |
M5 HSD-5001 |
相手樹脂 | M3 HSD-3001 |
M4 HSD-4001 |
M5 HSD-5001 |
1.5 | 2.5 | 3.9 | ABS | 686 | 882 | 1,176 |
1.7 | 2.8 | 4.3 | ノリル | 784 | 931 | 1,274 |
1.7 | 2.9 | 4.4 | ポリカ | 804 | 951 | 1,323 |
トルク(N・m) | 引っ張り(N) |