六角穴付き皿ボルト一覧
頭部上面が平らで、座面が円錐形状をした六角穴付きボルト(キャップボルト)です。
皿キャップ(皿CAP)、皿ボルトとも呼ばれます。
ねじの頭部を出っ張らせたくない場合に使用し、締め付ける相手材にザグリ(座ぐり)加工を施す必要があります。
仕上がりがなめらかで、肌を傷つけにくくなっており、安全性が高まります。ねじ頭部が目立たないため、デザインを重視する製品にも使用されています。
皿小ねじ同様に蝶番にも使用されますが、六角レンチで締められるため大型の設備やしっかり締結したい部分に使用する事が可能です。
六角穴付きボルト(キャップボルト)に使用する六角レンチ(六角棒スパナ)は締結時のスペースが少なく済むため、スパナやレンチでは難しい狭い箇所での作業に適しています。近接する複数個所に締結が必要な場合でも隣のボルトとの干渉を気にすることなく、省スペースによる装置の小型化が可能です。
六角レンチは六角穴のサイズに適合したものしか使えないため、頭部穴を壊すことなく強い締め付け力を発揮します。
六角穴付ボルトはボルトとして扱われていますが、多くの場合ナットと組まずに使用されます。
参考JIS規格:JIS B 1194
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