めねじの補強
インサートナット 圧入式
インサートナットは樹脂成型後使用されるインサートです。成型時に形成した挿入穴に圧入、熱圧入方法によりインサートナットを挿入しめねじを形成するものです。
ダッヂインサート
- 使用方法:
- 圧入(先端部をポンチで拡張)
- 適合樹脂:
- 熱硬化性樹脂・熱可塑性樹脂
- 形状:
- 十字割り入り
- 特徴:
- 薄い肉厚の相手材にも使用可能
ビットインサート
- 使用方法:
- 熱圧入もしくは圧入
- 適合樹脂:
- 熱可塑性樹脂
- 形状:
- 一方向ローレット
- 特徴:
- 汎用タイプ
ウルトラサートⅡ
- 使用方法:
- 熱圧入
- 適合樹脂:
- 熱可塑性樹脂
- 形状:
- テーパー(先細)
- 特徴:
- セットしやすく熱伝導率が良い
ウルトラサートⅣ
- 使用方法:
- 熱圧入
- 適合樹脂:
- 熱可塑性樹脂
- 形状:
- 円筒状の非対称ローレット
- 特徴:
- 熱による相手部材の変形(ボス表面のひけ)が起きにくい
インサートナット(イリサート) ねじ込式
ねじを締付けるようにして取り付ける、めねじ強化用のインサートナットです。イリサートは切削加工により成形されている為、従来のコイルタイプのインサートナットと異なり、取り付け時に起こりがちなピッチ飛びが無く、ボルトの着脱を行っても形状の変化がありません。取り付けには、別売りの専用工具が必要です。