タップタイトねじ一覧
通常のタッピンねじはねじの胴部が円形状をしていますが、タップタイトはねじの胴部がおにぎり(三角)形状をしています。タッピンねじと同様にめねじ加工が施されていない下穴にねじ自身のねじ山でめねじ山を塑性成形させながらねじ込む締結を行います。めねじ加工やナット等が不要なねじです。タッピンねじと同様にねじ込み始めから抵抗がかかりますが、おにぎり(三角)形状によってタッピンねじに比べねじ込む時の抵抗を軽減することができます。切粉が出にくく、ねじ空転(ねじバカ)が発生しにくい特徴があります。
Bタイト:ねじピッチはタッピンねじ2種と同じ。鉄板・樹脂部材どちらでも使用可能。
Pタイト:ねじ山は角度45°の2条ねじで、ピッチはBタイトよりも大きい。締付け時に焼付現象の発生が少なく、繰り返し使用してもねじの空転(ねじバカ)が発生しにくい。
Sタイト:ねじ山は小ねじと同じピッチになり、Sタイトを取り外したメネジに同サイズの小ねじを締付けることができる。
Bタイト
ピッチはタッピンねじ2種(B型)と同じです。鉄板、樹脂部材どちらでも使用可能で、組み立て製造時にねじの共通化、統合化を図る事ができます。
【使用できる相手部材】鋼板(2ピッチ以上の嵌合が必要)・熱可塑性樹脂全般
EU-RoHS対応品 >>
精密機器用Bタイト
Pタイト
プラスチック専用のタップタイトでねじ山は角度45°の2条ねじ、ピッチはBタイトよりも大きいです。締付け時に焼付現象の発生が少なく、繰り返し使用してもねじの空転(ねじバカ)が発生しにくいです。ねじ込みの速度が速いため、ボス(結合部)の白化・割れを起こしにくいです。
【使用できる相手部材】熱可塑性樹脂
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Sタイト
ピッチは一般的な小ねじと同じため、ねじ込み後にできたメネジへ小ねじが使用できます。
【使用できる相手部材】鋼板専用(2ピッチ以上の嵌合が必要)
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ギザタイト
ねじピッチはタッピンねじ2種と同じです。
ねじ部円周4等分の角形溝に樹脂が入り込み、振動や温度変化等の過酷な環境下で強力なゆるみ止め効果を発揮します。
【使用できる相手部材】樹脂
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